美人蕉
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びじんしょう
画題
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解説
東洋画題綜覧
姫芭蕉といふ、琉球の産で天和年中に渡来した、芭蕉に似て小さく葉も狭く短かく花は朱色にして形茗荷の如く弁狭く三寸許り、左右に互生す、女の髪を洗ふに此葉を煎じて用ひ、又黒焼にして油に練つて用ひれば禿に髪を生ずといふ、因つて此の名がある。漢名紅蕉。
紅蕉 朱子
弱植不自持、芳根為誰好、雖微九秋幹、丹心中自保。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)