らしんじん
羅真人は支那の仙人、竜の病を治して昇天する、一寸馬師皇に似たところがある、伝は載せて『列仙全伝』第四にある。曰く
羅真人、晋黄梅人、名致福、修道於県北鳳台観丹成、有老人来告云、某病竜也、願得丹療之、致福賜之丹、後於観北水塘洗足竜負飛昇而去、今遺飛昇台洗足池、宋賜今号。
これを画けるものに富田渓仙の作(第七回日本美術院出品)がある。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)