楓林停車
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ふうりんていしゃ
画題
画像(Open)
解説
画題辞典
満日紅葉の楓林に高士車を停めて秋の佳景を賞するの図、題して楓林停車といひ、文人画家の間に好んで図せらる、前に池大雅の筆(吉田丹次郎氏蔵及小室春三郎氏蔵)あり、第九回文展に小室翠雲の出品あり、支那画にては唐寅の筆(池田侯爵旧蔵)あり。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
満目紅葉錦繍を織るの楓林中に、高士車を停めてこれを観賞する図で、杜牧の
遠上寒山石径斜、白雲生処有人家、駐車坐愛楓林晩、霜葉紅於二月花。
の詩から出てゐる、南画家の好むで画く処。
庚六如筆 池田侯爵家旧蔵
大雅堂筆 六曲屏風 岸上家旧蔵
米山人筆 福田山王荘旧蔵
小室翠雲筆 第九回文展出品
島田墨仙筆
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)