じどう
のうめん「能面」の名、その項を見よ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
『菊慈童』に用ふるための名であるが、『田村』『天鼓』『大江山』等の小童にはすべて流用する、『童子』の面の偏に無邪気なるに比すれば、これには一抹の妖気を漂はし、かつ軽く酒気を帯ぶるも可とす。