悪源太義平

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あくげんだよしひら


画題

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解説

(分類:武者)

東洋画題綜覧

源義朝の長子、年甫めて十五、叔父源義賢と武蔵大倉に戦うて之を斬る乃で悪源太といふ、平治の乱起るや鎌倉より馳せて京都に赴き、義朝に従つて内裏を守り、紫宸殿に於て大に平重盛と戦ひ遂に之を走らせ更に進んで平清盛を六波羅に襲ふ、利あらず、義朝敗走するに及び義平に命じ北国に兵を募らしむ、義平父に別れて美濃に入り兵を集めてゐる中、義朝殺害の報を耳にす、そこで潜に京都に帰り平氏を窺ふ、清盛探知して之を囲ませた、義平一旦は遁れたが逢坂に至り遂に捕はれて六条河原に斬らる、年僅に二十。  (国史大辞典)

悪源太義平を描けるものに左の作がある。

山川永雅筆  『義平と重盛』  第八回文展出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)