帝鑑間

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ていかんのま


画題

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解説

東洋画題綜覧

江戸城中の室の名、いはゆる白書院の上下両段の間に次ぐ第三室の称、上下両段の間、此室共に其の襖に歴代帝王の鑑となるべき唐朝の帝王の事跡を画いたので此の名がある、三室共に狩野永真の画く所といふ、天井はすべて格天井で白書院の上段の間は将軍の出でゝ、諸侯に対する室、下段の間は諸侯の将軍に謁する所、次の間は即ち帝鑑の間で諸侯の詰所である、此の室の北は連歌の間に連り、東南の二方は畳縁を周らし東方は杉戸を以て紅葉の間の西畳縁に接し、杉戸には伯夷叔斉の画があり、南方は畳縁の外なる板縁を隔てゝ南大広庭に面す、此室に詰める諸侯はすべて譜第大名で、越前庶流、十万石以上の譜第及交代寄合等であると。  (日本百科辞典)

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)