嵯峨の秋

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さがのあき


画題

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解説

画題辞典

嵯峨は洛北の地名なり、昔の人は小鹿鳴く山里とも詠じ、萩桔梗秋の七草とも唯繁りに繁り合う人里離れし処とし知らる。平家の世盛り小督の局の清盛の忌諱に触れ、免れてこの山里に匿れしを、秋の夜の月明に弾正大弼仲国勅を承り御寮の駒に鞭あてゝ尋ねよりしこと「嵯峨の秋」の題名を以て画かる。小督の条参照すべし。

(『画題辞典』斎藤隆三)