いちい
画題
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解説
画題辞典
詩経に「一葦航之」の句あり、之から出る、画題として渡海達磨を画き、斯く題す「蘆葉達磨」の条参照すべし。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
一葦とは小舟のことである、一葉の扁舟といふに同じ、出所は『詩経』衛風河広篇に
誰謂河広、一葦枕之
の句あり、葦は芦に同じ禾本科の植物、一葦とは一束のこと、一束の葦を浮べれば、これを桴〈いかだ〉として渡ることを得るといふことから、一葦は小舟を指すことになる。
芦葉達磨に一葦と賛するものがある。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)