いっしょうのず
竹の下に一匹の犬を画いて一笑図と謂ふ蘇東坡の始めて画く処といふ、笑の字、竹冠の下に犬を書くを以て此の画題ありとするも、笑は竹下に犬を書くのではなく、夭である。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
竹の下に犬を画く、笑の字の意であるが笑は竹冠に大でなくで夭である。(なほ「犬」の項参照)併し古くから行はれ、崋山その他に作が少くない。