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第3回 GCOEセミナー

1.「南北朝期の軍事関係文書からみた京都」
“Kyoto seen from a military tie document of the Nanbokucho Period”

講師:花田 卓司(本拠点・研究支援者/立命館大学文学研究科博士課程後期課程2年)

記録映像

2.「西沢一風の春本と浄瑠璃との関連性 —『好色極秘伝』について—」
“The Relationship between Shunpon by Nishizawa Ippu and Joururi—About "Kousyoku Gokuhiden"—”

講師:石上 阿希(本拠点・研究支援者/立命館大学文学研究科博士課程後期課程3年)

記録映像

日時:2007年10月16日(火) 18:00〜19:30(6限)
場所:【衣笠】立命館大学アート・リサーチセンター 多目的ルーム
 【BKC】立命館大学情報理工学部メディア情報学科会議室
  ※BKC会場は遠隔講義システムによる参加になります。
参加無料(予約不要)

【要 旨】
1.花田 卓司「南北朝期の軍事関係文書からみた京都」
「従来、個々の合戦や人物に関する事実確認に用いられるのみであった軍事関係文書は、1980年代以降急速に進展した機能論的研究により、様々な情報を引き出すことが可能となってきている。報告者もまた、そうした成果を踏まえて、軍事関係文書、特に所領を武士に給付する際に発給される宛行状・預状を素材とし、南北朝期における室町幕府と守護の関係、及び幕府支配体制の形成過程を考察してきた。今回は、これまでの研究成果報告とともに、軍事関係文書にみられる京都について若干の分析を加えたいと考える。」

2.石上 阿希「西沢一風の春本と浄瑠璃との関連性 —『好色極秘伝』について—」
「発表者は書物と絵画プロジェクトの一環としてホノルル美術館リチャード・レインコレクションの内、春画・春本のデジタルアーカイブ及び目録化に携わっている。本発表では、レインコレクション所蔵の西沢一風(1665〜1731)作『好色極秘伝』について、出板年の推定や同時期の浄瑠璃・浮世草子からの影響などを考察する。特に一風自身が板元として関わっていた浄瑠璃段物集との関連は強く、一風の春本制作の手法についても言及したい。」

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