かつらおび
能楽で鬘上に鉢巻のようにしめ、後で結んで長くたらしたもので女の役に用いる。歌舞伎では能形式の舞踊や、時代物の身分のある女役に用いられる。「船弁慶」の静、「伽羅先代萩」の栄御前、「熊谷陣屋」の藤の方など。