皴
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しゅん
画題
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解説
東洋画題綜覧
皴は東洋画に於ける画法の一つで、山水画に於ける山容、岩石の面、土坡の形等を現はすと同時に人物画に於ても衣服の皴、襞等を描き現はすに用ひるもの。
大斧劈、小斧劈、乱柴、乱麻、解索、披麻、荷葉、折帯
その他、種々あり、範寛は常に解索皴法を用ひ、馬遠夏珪は大斧劈法を以て多く画き、元人には乱柴、乱麻多くこれを用ひられ、小斧劈皴法はもと劉松年、李唐よりし、唐寅之を学び、深く其奥を得、周東邨、沈石田皆之を用ひ、披麻皴は王維常に之を用ひ、荷葉皴は王右丞の変体で、全く骨法を以て主となし色は青緑を以てする。折帯皴法は倪雲林これを用ふ。 (芥子園画伝)
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)