しょうこうまんだら
用明天皇、間人皇后、聖徳太子を中心に、その周囲の人々を以て画いた曼荼羅で法隆寺に蔵してゐる、太子の傍には釈尊の舎利と十七条憲法、法華経疏、勝鬘経疏など太子の御偉業を掲げ、その脇には恵慈禅師、山背大兄皇子、小野妹子、秦川勝その他、下段には調子麿、跡見赤持、御馬黒駒などが画かれてゐる。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)