鸛
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こうのとり
画題
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解説
東洋画題綜覧
鸛は一見丹頂に似てゐるので古来丹頂と誤られること屡々であるが全然類を異にし鸛科の一科をなし、強大な体躯と翼を有し頸及脚長く嘴亦大きく尾は短い、羽色は全身純白色で眼の周囲の皮膚赤く肩羽大雨覆風切羽は光輝ある黒色、嘴は黒色、脚は暗赤色である、但馬出石の鸛山は即ち此の鳥の繁殖地として名高く、樹上に営巣するので、古画の松上の鶴などは此の鳥を誤認したものと思はれる。(丹頂は絶対に樹上に営巣することが無い)
鸛を画いたものに左の諸作がある。
山内信一筆 『巣籠』 第八回帝展出品
水上泰生筆 『竹林双鸛』 聖徳太子奉讃展出品
福田翠光筆 『鸛』 紀元二十六百年奉祝展
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)