鶏頭

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けいとう


画題

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解説

東洋画題綜覧

秋草の一種、莧科に属する一年草で元来熱帯を原産とするもの、茎の高さ三四尺に伸びのやうな披針形の葉を生じ、茎も葉脈も紅色を帯び、花はその上部に集りこれがいろ/\の形になり更に葉の腋からも小さい花をつける、此の小花は五の萼片から成り花が済むと果実を結ぶ、花にも紅黄白の数種があり、形の上から掃箒鶏頭、扇面鶏頭、三色鶏頭、紐鶏頭などがある。漢名鶏冠である。

鶏冠三月生苗、入夏高者五六尺、矮者纔数寸其葉青柔、頗似白莧菜而窄有赤脈、其茎赤色或円或扁、有筋起、六七月梢間開花、有紅白黄三色其穂円長而尖者、如青葙之穂扁巻、而平者如雄鶏之冠、花大囲一二尺者、屡々巻出可愛、子在穂中、黒細光滑与莧実一様、花最耐久霜後始焦。  (本草綱目)

掃箒鶏冠あり、扇面鶏冠あり、扇面鶏冠は矮きを以て佳と為す、箒掃のものは高きを以て最と為す、然して子を下すに高きに撒けば則高く低きに撒けば則ち低し、三色鶏冠の如きは一朶蔕にして色は紫白粉紅に分つ、亦奇種なり、倶に子を収めて種く。  (画譜)

鶏頭の名作

銭舜挙筆           京都本法寺蔵

同              島津公爵家旧蔵

無款     『鶏頭蝶』   中西繁蔵氏蔵

狩野山楽筆  『紅葉秋草』  京都智積院蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)