香合せ

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こうあわせ


画題

画像(Open)


解説

東洋画題綜覧

一名薫物合せ、香道で嗅覚を闘はす遊戯、人々を左右の方人に別け、数種の香木を其の名を隠して炷き、衆に其香の異同を嗅ぎ中てしめ勝負を決する技、嗅ぐことを聞くといふ、これに用ひる香木は羅国、採蘇羅、真名盤、真中、蘇門答剌、伽羅の六種に限る。此の中伽羅は新古に分けて七種とす、何れも室町時代に南洋から舶来したものを用ひ、新渡ものは用ひず、旧い香が尽きてしまへば、此の戯は出来ない、なほ此技を組香とも呼んで十炷香、源氏香、競馬香花月香など種々ある。  (大言海)

樋口富麿筆  『競馬香』  第二回帝展出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)