銀杏娘

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いちょうむすめ


画題

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解説

柳屋お藤を見よ。

画題辞典

「やなぎやおふぢ」(柳屋お藤)を見るべし。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

柳屋お藤をいふ、お藤は江戸浅草観音境内の楊子店柳屋仁平次の娘で、笠森おせん蔦屋お芳と共に明和頃江戸の三美人と称せられた、その店先に大きな公孫樹の木があつたので銀杏娘と呼ばれた、時時の俗謡に曰く、

なんぼ笠森おせんでもいてふ娘にやかなやしよまい

と、或はいふ、柳屋お藤は明和頃の女侠客で、桔梗屋利兵衛の娘お絹を助けて、侠名を馳せたといふ。

鈴木春信の作、多く世に聞え、近く鏑木清方も之を画く。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)