金神長五郎

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こんじんちょうごろう


画題

解説

(分類:稗史)


画題研究会

金神長五郎の実説は定かではないが、文化6年に式亭三馬作・歌川国貞画の合巻『金神長五郎忠孝話』などの読物も出版されており、歌舞伎にも役名として採り上げられている。国芳は嘉永元年(1848)頃、五人の侠客を扱った役者見立絵「達男気性競@だておとこきしょうくらべ@」の一図に四代目中村歌衛門の金神長五郎を描き、着物の模様に金剛神を描いている。長五郎と青面金剛の相撲は、慶応2年(1866)刊の芳年の絵本『一魁漫画』にも見え、錦絵では歌川芳虎「勇烈血気伝」、月岡芳年「美勇水滸伝」などの作例がある。(岩切)