邵康節

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しょうこうせつ


画題

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解説

東洋画題綜覧

支那、宋の哲学者、河南の人、名は伊、字は尭大、三十にして父を伊水の上に葬り其地を一生の居所とし終生官に就かず、専ら研鑽に努めた、その宇宙論、経世論、人生観は支那哲学界の偉観であり、易占の一法たる梅花易はその工夫に成るといはれる、その思想は易にあるが特に先天易論を執り日月星辰を天の四象とし之を根本として水火土金石を地の四体とし万象を説明せんとした、彼はこの原理のもとに天地万物の世数を窮め時空の標準を確定し天地運行して変新する一期限を定めた、神宗の熙寧十年歿す、年六十七、著書に皇極終世書十二巻、観物内篇ともいふ、ほかに観物外第二巻漁樵問答一巻、伊川撃攘集等がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)