那覇

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なは


画題

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解説

東洋画題綜覧

琉球第一の都会、古名は浮島と称し、首里が城郭を以て聞えたのに比し、那覇は開港場として殷賑を極めてゐる、風光明媚、名所旧跡多く波上神社には諾冊二神を祀る、附近の珊瑚礁も有名であり、特殊の建築、特異の風俗、近来絵画として描かるもの極めて多い。

     那覇之夜雨     袋中

東西南北信風行、船止此圻波涛平、憶想古郷待夕切、涙兼細雨至深更。

那覇を描ける作

松村梅叟筆  『那覇の橋畔』  第四回文展出品

岡田雪窓筆  『那覇の昼市』  第八回文展出品

同      『那覇港の夕』  同

坂口一草筆  『那覇』     第九回青竜展出品

須田珙中筆  『南覇の井』   第四回新文展出品

村松乙彦筆  『珊瑚礁の渚』  同

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)