蝦蟇仙人

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総合

【出典】

王世貞『有象列仙全傳』

林守篤『画筌』

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画題

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解説

(分類:中国)

画題辞典

海蟾、姓は劉、名は嚞、支那渤海の人、金に仕えて相位に至る。後、印を納めて終南に入り道を学びて仙となる。今蓬頭洗足嘻笑の人、手に三足の蟾を持ち之を弄する形を描き、劉海戯蟾の図という。通常は蝦蟇仙人を以て最も多く知らる。鉄拐仙人と対幅とし古く宋元の頃より道釈の一として画かれ、本朝にては狩野派などの諸家の筆多し。

顔輝筆蝦蟇鉄拐対幅(京都智恩寺所蔵X国宝)、明兆筆達磨蝦蟇鉄拐三幅対(京都東福寺所蔵X国宝)、雪村筆(水戸徳川家所蔵)、狩野探幽筆(京都南禅寺所蔵)など世に知らる。此頃にては雅邦芳崖大観観山等皆この作あり。 (『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

支那の仙人劉海蟾のこと、海蟾は渤海の人、金に仕へて相位となり、後、終南山に仙術を学んだ、手に三匹の蝦蟇を弄ぶ、蓬髪洗足、絵画には鉄拐仙人と対幅に描かるゝもの多い、又別に『有像列仙伝』には劉海蟾につき左の通り記してゐる。

劉海蟾、汲郡白鶴観知事崔重微、忽見道人、謁於堂下、揖之坐不語、但微哂、重微起取金相贈未入房已聞弄筆声、急回視已失道人、壁間有題以仙書、証之乃秦人劉海蟾之筆。

古来道釈人物画の好画題として描かるゝも左の諸点殊に有名である

顔輝筆    『蝦蟇鉄拐図』(国宝)  京都知恩院蔵

明兆筆    同      (国宝)  京都東福寺蔵

雪村筆    同            水戸徳川家蔵

狩野探幽筆               京都南禅寺蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)