羽衣の松

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はごろものまつ


画題

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解説

東洋画題綜覧

三保の松原にあつて、天女が羽衣をかけたる松といふ。『東海道名所図会』に曰く

御穂の社より東南五町四十間を過ぎて海浜にあり、これを羽衣掛の松といふ、其松の下に石造の祠あり、風土記に三穂の離宮羽車磯田祠と称す、土人今弁財天と崇む。

と、『続拾遺集』には左の一首がある。

有度浜にあまの羽衣むかし看てふりけん袖やけふのはふり子  能因法師

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)