たけもとせっつだいじょう
義太夫節近世の名人。本名は二見金助。天保七年(1836)大阪の生まれ。 三世野沢吉兵衛と五世竹本春太夫に学び、南部太夫と称したが、のち二世越路太夫をついだ。天性の美声と品格ある容貌により非常な人気な得、文楽座の櫓下となった。明治三十五年小松宮家より 摂津大塚を受領。大正六年没。