竹川

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たけかは


画題

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解説

画題辞典

源氏物語の一巻なり、髪黒の大将関白の位になる、玉蔓の腹に、若君三人、姫君二人あり、何れも美しきことなり、その比、薫四位の侍従なりしが、姉君を心にかけ、屡々行通ひ、姫の弟頭侍従の幼なかりしを友とし、竹川などうたひ遊ばる。「竹川の橋打出し一ふしに深き心の底はしりそや」又夕霧の北の方雲井の雁の子蔵人の少将も、此姉君に心をかけ、明暮れ恋忍び、御遊びの折にはさくらなとかけものにして碁打ち給ふ、之を竹川の碁という、姉君何れにもなびかず、冷泉院に参り給ふとなり、此始終を叙せるなり、源氏絵として画かる。

(『画題辞典』斎藤隆三)