竜智阿闍梨

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りゅうちあじゃり


画題

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解説

東洋画題綜覧

竜智は真言宗付法、八祖中の第四祖で、秘密法門を竜樹菩薩に伝受しこれを印度に流布した、一説に獅子国の人であると、此の人長寿で永く法を伝ふるに力めたと、貞元録に曰く

往南天竺於竜樹弟子竜智年七百歳、今猶是在経七年承事供養、受学金剛頂瑜伽経及毘盧遮那経総持陀羅尼法門、諸大乗経典井五明論受五部灌頂諸仏秘要之蔵、無不通。

と、金剛智不空三蔵等この師より密教を受けてこれを支那に伝へ、唐の玄奘三蔵も亦此の人に就いて『中観論』『百論』を学んだと。  (仏教辞林)

伝空海筆  京都東寺蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)