白澤

提供: ArtWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

はくたく


画題

画像(Open)


解説

画題辞典

白澤、一に貘といふ。白居易が貘犀賛序に「象鼻犀目、牛尾虎足、寝其皮避瀑、図其形避邪。今俗謂之白澤」とあり。爾雅には鐵鋼及竹を食ふとあり。一種の霊獣にして東望山に居ると称せらる。帝王徳明ある時出づといふ。嘗つて黄帝東海に独せる時、出でて人害を除くと伝ふ。古来邪気を避くるものと称せられ、清涼殿鬼の間の壁には白澤王斬鬼の図を描くを例とす。民間にても枕屏風に之を図して悪気を避くる風あり。掛軸として図せらるもの亦少しとせず。

(『画題辞典』斎藤隆三)