王延

おうえん

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画題

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東洋画題綜覧

支那の仙人、青鳥二羽を使ひ常に虎豹を従ふ、また異色あり、『列仙全伝』第五に曰く

王延、字子元、扶風人、九歳即好道師焦曠真人授三洞秘訣、惟松食水飲、周武帝召至都、久之得請還山、嘗寓西岳、乏油、乃置一器経夕自満、凡賓客将至、先有二青鳥報之、居処常有虎豹馴遶、若相保衛、隋文帝禅位置仙都観、詔延主之、仁寿四年春、謂人曰、吾欲帰西岳、但恐上未許、乃委化于仙都観、帝遣使護葬于西岳、及就壙但空棺而已。

これを画いたものに富田渓仙の作（第七回日本美術院出品）がある。

（『東洋画題綜覧』金井紫雲）