物部麁鹿火

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もののべの あらかび


画題

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解説

前賢故実

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大連を勤めていた。継体天皇二十一年、帝は近江毛野に、兵を連れて新羅へ行き、任那にある日本の土地を返してもらう、と命じた。しかし、新羅と通ずる筑紫国造磐井が毛野の行く手を阻んだ。それで、帝は、筑紫国造磐井の征討将軍に麁鹿火を就任させ、「朕は長門より東の地域を制し、筑紫以西の制圧を汝に委任する。都合のよいように事を進み、頻繁に奏上しなくてよい。」と命じた。麁鹿火は、磐井を破って筑紫の乱を平定した。宣化天皇元年に薨去。

小野好古

あらかひは つくしのいはゐ たひらげて こころゆかすそ おもふへらなる

(『前賢故実』)