海棠之睡

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かいどうのねむり


画題

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解説

東洋画題綜覧

美人の微醺を帯びて、頬に紅潮を呈した処を海棠の花に譬ヘて曰ふ。出所は『唐書楊貴妃』伝に

明皇登沈香亭、召楊妃、妃被酒新起、命力士従侍児扶腋而至、明皇笑曰、此真海棠睡未足耶。

と、古来図せらるゝ所少くない。海棠を睡客といふ、亦此の故事から出てゐる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)