洲浜

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すはま


画題

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解説

東洋画題綜覧

洲と浜と出入した形を造つて、盤上に岩木花鳥など、時によつて様々の景物を設けなどし、饗宴の飾り物とし、興を添へたもの、後世の島台はその形の残つたものといふ、『栄花物語』に『御かけ盤のおもてを海の心ちにして山のやうに洲浜のかたにつくりて、さま/゙\の物どもを盛りたり』などあるから、相当古くから行はれたものである、それが後に紋所の名となつた、即ち、洲浜形を上から見た形を取つたもので、『丸にすはま』『三つすはま』『すはま菱』『丸にすはま』『花形すはま』『割すはま』などいろ/\ある、図案には極めて広く用ひられてゐる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)