水鏡

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みずかがみ


画題

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解説

東洋画題綜覧

神武天皇から仁明天皇の嘉祥三年まで五十五代五百二十余年間の事を記した書、作者は後鳥羽院の御代の人中山内大臣忠親公といふ、大和竜蓋寺から泊瀬に詣でゝ読経した夜の夢に仙人あらはれて古き物語すると筆記した趣向になつてゐる、此の書から取材した画題も少くない。

また静かに澄んだ水の面に物の影の映つて見えることをいふ、また、顔や容の水の面に映して見ること。

池の面に影をさやかにうつしてもみづかゞみ見る女郎花かな  (夫木集)

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)