張果

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【出典】

王世貞『有象列仙全傳』

近世視覚文化を読み解くちょうか


画題

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解説

画題辞典

張果又張果老ともいう、支那唐代の仙人なり、恒州の中条山に隠れ汾晋の間に往来す、自ら言ふ堯の丙子の歳に生れたるものなりと、毎に一白驢に乗り、日に行くこと数万里、休息する時は折りて之を畳み巾筍に置く、用ある時は則ち水を以て之を噴けば忽ちにして復驢となるという、則天武后使を遣り之を召したれども、妬女廟に死すと詐つて応ぜず、玄宗皇帝、徐嶠、廬里元を遣り、璽書を齎らし礼を以て之を迎へしむ、果京に至る、帝玉貞公主を以て果に降嫁せしめんとす、果大に笑つて命を奉ぜず、唯上書して山に還らんと請ふ、帝絹三百匹を賜ひ、光祿大夫に封じ、通玄先生と尊称す、已にして去つて常山に入る、天宝の初め帝再び之を召す、果之を聞きて即ち死す、帝棲霞観を建てゝ之を祀る、その瓢を提げてその中より驢を出すの図は最も好んで図せらるゝ所なり、古く如拙の作に成るものあり、雪舟の作は柳澤伯爵所蔵にあり。

元画(浅野侯爵所蔵)、如拙筆(某氏所蔵)、雪舟筆(柳沢伯爵所蔵)、緒方光琳筆(加藤正義氏所蔵)、英一蝶筆(水戸徳川候爵旧蔵)、又下村観山氏所蔵に任月山筆長巻あり。

(『画題辞典』斎藤隆三)