弥勒菩薩

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みろくぼさつ


画題

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解説

画題辞典

彌勒は姓は阿逸多、無能勝と譯す、南天竺の波羅門にして、釈迦に先だつ四十二劫の過去に善思佛の下にありて発心し、兜卒天の内院に在り、當來には釈迦佛の處を補ひ、釈迦の入滅に後るゝ五十六億七千万年にて成佛し、後娑婆に出て人天を化益すと稱せらる。国宝に指定されたる古來の名品左の如し。山城高山寺所蔵一幅(奈良時代伝石川年足筆)大和寶山寺所蔵一幅(藤原時代)若狭万徳寺所蔵一幅磐城薬王寺所蔵一幅

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

弥勒は梵語昧恒履曳の訛で菩薩の名である故に弥勒菩薩といふ、慈氏と訳す、『西域記』に『梅咀麗耶、唐云慈氏即姓氏、旧曰弥勒訛也』といふ、その母慈愛深かつたので慈氏と名づけたといふ、本姓は阿逸多、無能勝と訳す、その慈悲及智慧、余人の及ぶ処でないのでかく名づけたと、『祖庭事苑』に『阿逸多此云無能勝、弥勒姓也』とある、この菩薩釈尊に先だつこと四十二劫の過去、善思仏の下にあつて発心し今現に兜率の内院にあつて釈尊の入滅に後るゝこと五十六億万年にして成仏し、後娑婆に出て釈尊の後を補ひ人天を化益したまふといふ。  (仏教辞林)

弥勒菩薩を画いた国宝に左の諸点がある。

伝石川年足筆    山城高山寺蔵

藤原時代筆者不明  大和宝山寺蔵

同         若狭万徳寺蔵

同         磐城薬王寺蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)