建仁寺

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けんにんじ


画題

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解説

東洋画題綜覧

建仁寺は京都五山の一、洛東大和大路、四条の南にある、建仁元年源頼家の創立する処で、栄西禅師を以て開基とする、南門の傍にある摩利支天は宋僧清拙、正澄、嘉暦二年鶏足山から将来した像であるとて賽者常に絶えず、域内東畔の安国寺の塔、また石田三成の乱に与みして殺された僧恵瓊の首を納めた所とて名高い、境域三万余坪、松杉鬱然たる間に仏殿、方丈、鐘楼、浴室、及び幾多の子院があり、閑雅幽寂、以て正座すべく以て冥想すべし、因に世に建仁寺垣と称するものは、往古西面建仁寺町に接する一帯に繞らすに瀟洒な竹垣を以てしたのに起因すといふ、建仁寺に属する臨済宗の一派を建仁寺派と称へる  (仏教辞林)

都名所として画かれてゐる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)