ねんねんだいきち
謎語画題の一にして鯰二尾と大橘を画げるものなり、其語の相通ずるを取りて瑞祥とするなり、文人画に多し。
(『画題辞典』斎藤隆三)
鯰二尾に大橘とを描く、年の字と鯰と音同通じ、大橘また大吉と字音同じなので此を配合せしめる、謎語画題で南画家の好んで描くところである。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
なまず「鯰」の項を見よ。