富本節

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とみもとぶし Tomimoto


総合


歌舞伎

古曲の一つ。寛延元年(1748)富本豊志太夫のちの豊前掾が常磐津節より分れてはじめた江戸の浄瑠璃で、品があり優艶で粋な語り物である。 名人といわれた二世豊前掾の出た、江戸中期が全盛時代であった。のち次第に衰え、明治には家元も一時絶えた。 代表曲に「浅間」「長生」「高尾懺悔」「忠信」などがある。