富士見西行

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ふじみさいぎょう


画題

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解説

画題辞典

西行法師が東遊西行せる一生に富士を配して構図せるものにして、多く諸家の筆に上る所なり、「富士見西行うしろ向き」の俗謡にも知らるゝ如く、多く後面して富士に對して坐する委を図す、近く狩野芳崖、橋本雅邦の図あり、尚ほ西行に関しては「西行」の条参照すべし。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

西行が笠と旅包とを脇に置いて、後向きに富士山を仰ぐところを図す。

水無月の雪にはあらできさらぎの雪に消えたる富士見西行  (万歳狂歌集)

富士見西行を図したるもの、狩野探幽の筆(紀州徳川家旧蔵)の外枚挙に遑もない。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)


さいぎょう「西行」の項を見よ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)