宇佐八幡

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うさはちまん Usahachiman


画題

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解説

画題辞典

宇佐八幡宮は豊前国宇佐に在り、欽明天皇已来尊崇厚き大祠なり。神護景雲年間、僧道鏡の陰謀を企てし時、和氣清麿詔を奉じて参向し、神託を請い奉りしに対し、厳として不臣の非道を郤けしに於て最も威霊を示された、詳しくは「和氣清麿」を見よ、此一事屡々「宇佐八幡」の画題を以て画かる。

古くは宇佐八幡宮絵詞三巻あり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

官幣大社で豊前の一の宮、応神天皇を主神とし比売神、神功皇后の二座を祀る、欽明天皇の御宇に神霊が此地に現はれ給うて本社の起源をなしたと伝へられる、往古から朝廷の崇敬非常に厚く世毎に必ず一代一度の大神宝使を遣され三十年目には大宰府に命じて社殿を改造させ伊勢大神宮と並べて、ニ所宗廟と称へてゐたのである、神護景雲年間に、和気清麿に下された神託は千歳の後尚赫々として神威を伝へてゐる、本殿は八幡造の三棟で特別保護建造物になつてゐる。  (神まうで)

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)