子路
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しろ
画題
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解説
東洋画題綜覧
子路、名は仲由、卞の人、孔子より少きこと九歳、性鄙しく勇力を好み、志伉直にして雄鶏の羽の冠を着け豭豚の皮の剣飾を佩び、孔子を凌暴す孔子礼を設け、稍に子路を誘く、子路、後に儒服して質を委し門人に因て請て弟子となる、孔子十哲の一人、衛の乱に『君子は死すとも冠をは免〈ぬ〉がす』と遂に纓を結びて死す、孔子衛の乱を聞き曰く『あゝ由は死なん』と已にして果して死す、子路の勇、よく孔子を守つた為め、人々子路を憚つて悪言をするもの無かつた。孔子因つて『吾れ由を得てより悪言耳に聞えず』と曰つた。 （仲尼弟子列伝）
（『東洋画題綜覧』金井紫雲）