子英

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漢・劉向『列仙傳』巻下

子英は舒郷の人であった。水中に潜って魚を捕らえるのが得意であったが、赤い鯉をつかまえてから、その色のみごとなのが気に入り、持ち帰って池に入れ、毎度米粒で飼っているうち、一年もすると成長して一丈余にもなり、終には角が生え、翼をもつようになった。子英は奇妙なことだと気味わるくなって、これに拝礼をした。すると魚がいうには「あなたをお迎えに参りました。私の背にお乗りください。ご一緒に天に昇りましょう」とて、たちまち大雨が降った。子英はその魚の背に乗り、空高く昇っていった。 それからは毎年のように元の自分の家に戻ってきて、飲食をし、妻子にも会う。終わると魚がまた迎えにくる。これが七年も続いた。かくて呉中では、家々の門口に神魚をつくり、ついには子英の祠を立てることになったといわれている。(p93-94、平凡社1995年9月)


《太平廣記》

子英春者。舒鄉人。善入水。捕得赤鯉。愛其色。持歸。養之池中。數以米穀食之。一年。長丈餘。遂生角有翅。子英怖。拜謝之。魚言我來迎汝。上我背。與汝俱昇。歲來歸見妻子。魚復迎之。故吳中門戶作神魚子英祠也。出神鬼傳(卷四百六十七子英春、p3846-3847)


【出典】

王世貞『有象列仙全傳』

林守篤『画筌』

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