壁画

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へきが


画題

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解説

東洋画題綜覧

壁画とは壁面に画いた絵画の意である、我が国法隆寺壁画の如き、印度アジアンタ壁画の如き、また伊太利古寺院の壁画の如き、皆直接壁面に絵画を描いたのであるが、今日の壁画は多く布地又は特殊なる紙に画き、これを壁に貼つたものである、明治神宮絵画館壁画の如きはその一例である、この外カンヴアスに油絵具を以て画かれたる壁画に至つては枚挙に遑もない、然し壁画としてはその永続性が主要な問題となつてゐるので、特に顔料や資料の研究が重要なものとなるのである、我が国に於ける壁画の代表的のものとしては法隆寺の壁画であるがこれが、材料等については今なほ多くの問題を遺してゐる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)