呉絳仙

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ごこうせん


画題

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解説

画題辞典

呉絳仙は隋煬帝の宮妃なり、画を善くし眉を長くす、為めに宮女皆之に倣うて眉を長く画き、毎日一料十金の螺子黛五斛を費し、為めに流石に奢侈の煬帝も之に堪えず、絳仙以外のものには銅黛を賜わりたりという。帝日夜遊宴の間簾に倚りて絳仙を見、「汝を見て餓も知らず」といわれしとなり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

支那の美人で、隋の煬帝の宮妃で画を善くし、眉の長かつたので有名である、『芥子園画伝』にその画像を載す、その文に曰く。

隋煬帝宮妃、呉絳仙、善画、長蛾眉、由是宮嬪皆倣此、宮吏日供螺子黛五斛、名蛾緑、出波斯国、毎顆値十金、徴賦不足雑以銅黛、独緯仙、賜真者、帝毎倚簾顧之曰、古人言秀色可飱如絳仙者、真可療餞矣。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)