名乗台

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なのりだい


総合


歌舞伎

元文頃(1740頃)にあった舞台構造の一つで、花道が常設されて定着するまでの過渡的な舞台。間もなく廃された。 客席の中央へ方形の台を設け、花道から板で渡りをつけたもの。役者が花道からさらにこの台へ来て、ツラネや名乗りをのべた。現在、役者は登退場の時に、花道の七三で止って演技をするが、当時は、一旦客席の中央の名乗台に来て、名乗り台詞を言ったものと考えられている。