南泉
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なんせん
画題
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解説
東洋画題綜覧
南泉は支那唐代の禅僧、普願といふ、斬猫の公案は有名なものである。伝は『伝灯録』に精しい。
池州南泉普願禅師、鄭州新鄭人也、姓玉氏、唐至徳二年、依大隗山大慧禅師受業、三十詣嵩獄受戒云々、貞元十一年憩錫于池陽、自構禅斉不下南泉三十余載、大和初宣城廉使陸公亘嚮師道風、遂与監軍大請下山伸弟子礼、師因東西両堂各争猫児、師遇之曰衆曰、道得即救取猫児、道不得即斬却也、衆無対師便斬之、趙州自外帰、師挙前語示之、趙州乃脱履安頭上而出、師曰、汝適来、若在即救得猫児也、師因翫月次、有像便問幾時得似遮箇去、師云王老師二十年前亦恁麼来、僧云即今作麼生、師便帰方丈云々、陸亘大夫与師見人双陸拈起骰子云、恁麼不恁麼。只恁麼信彩去時如何、師拈起骰子、云、臭骨頭十八、陸亘大夫向師道肇法、師甚奇怪、道万物同根是非一体、師指庭前牡丹花云、大夫時人見此一株花如夢、相似陸罔測云々、師乃示疾、大和八年甲寅十二月二十五日凌晨告門人曰、星医灯幻亦久矣、勿謂吾有去来也、訖而謝寿八十七、臘五十八。
塚越友邦筆 『南泉』 第五回文展出品
（『東洋画題綜覧』金井紫雲）