京劇
ナビゲーションに移動
検索に移動
きょうげき(けいげき) Jingju/Peking Opera
総合
京劇は中国の伝統演劇の一種である。1790年、乾隆帝傘寿の祝いのため北京入りした徽班(安徽の劇団)を土台に形成された。主に皮黄腔を用い、昆曲も併用する。数ある中国伝統演劇の中でももっとも代表的な存在と目されており、北京、天津、上海のほか、中国大陸の主要都市に劇団がある。また台湾には2023年現在、國光京劇団という劇団がある。国外の華人コミュニティにおいても、票房(京劇の愛好者グループ)が組織されている。
名称
日本語では2023年現在、「きょうげき」と読むのが一般的だが、かつては「けいげき」と呼ばれていた。京劇という名称は、1870年代に上海で用いられるようになった。別称としては「平劇」、「国劇」、「皮黄戯」などがある。平劇は南京が首都となった時代に用いられた呼称である。国劇は1920年代から30年代にかけて一般化した呼称で、国家を代表する演劇というニュアンスがある。