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みだれ


画題

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解説

東洋画題綜覧

歌謡を伴はぬ舞の一種で、足の運びの乱るゝといふ意味である、能楽では普通に『猩々』の乱を指していひ、特に此の場面を画いて、『乱』と画題を附した例もあるが、『乱』は猩々ばかりでなく、『鷺』にもあるから、正しくは『猩々乱』といふべきである、『猩々』は中の舞を普通とするのであるが、酔つて舞ふといふ意味から、乱足、流足など足の運びに技巧が凝らされてゐる、なほ『猩々乱』には破掛り、乱留、双の舞、和合、置壷等の種類がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)