上元夫人

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【出典】

王世貞『有象列仙全傳』

近世視覚文化を読み解くじょうげんふじん


画題

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解説

画題辞典

上元夫人は支那列仙の一なり。漢の武帝の元封元年七月七日、王母紫雲の輦に乗り、五色の斑麟に駕し、帝宮に降り東向して坐す、帝跪いて寒喧を問ひ畢る、乃ち帝に命じ坐せしめ、侍女に上元夫人を迎へしむ、帝上元とは如何なる真(かみ)なりやと問ふ、母曰く、是れ三天真皇の母なり、真籍を総領する上元の官なりと、已にして夫人亦麟に乗りて至る青霜袍を著し、頭に三髻を作り、余髪散じ垂れて腰に至るという、即ち帝に道を授けて去る、

雲谷等顔の図あり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

上元夫人は支那の仙女、麒麟に乗つて漢の武帝に謁する件が絵に描かれる、『列仙伝』に曰く。

上元夫人、漢武帝元封七年、七月七日、王母乗紫雲輦駕五色斑麟。降帝宮東向坐、帝跪問寒暄畢乃命帝坐、遣侍女迎上元夫人云、劉徹好道、適来観之、夫人可蹔来否、侍女返云、阿環再拝、遠隔絳河遂替顔色近五十年、帝問上元何真、曰是三天真皇之母、総領真籍、上元之官也、俄夫人亦乗麟至、服青霜袍頭作三髻、余髪散垂至腰、帝拝、夫人曰、汝好道乎、汝胎性暴、胎性淫、胎性奢、胎性酷、胎性賊、五者常舎于栄衛之中五臓之内雖数招方士而慕長生亦自労耳、授帝以霊飛十二事乃去。  (有像列仙伝)

これを図するものに雲谷等顔の作ありといひ、列仙伝にまたこれを図す。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)