Reports on “Digital Humanities Center for Japanese Arts and Cultures” Center Grants for Young Researchers to Support Their Research Activities


Takuji Hanada

Ritsumeikan University Postdoctoral fellow

Research activities: Overview and implications: 今回助成を受け、近藤好和著『武具の日本史』を購入した。本書は中世のみならず、古代から現代にいたるまでの武器・武具について、適宜図版が挿入された上で詳細な解説がなされており、軍記物語・絵画史料等にみえる武器・武具について理解するために必須の参考文献といえる。

Progress and effects in your overall research plan and objectives: 武器・武具の使用法と戦闘方法とは密接に関連する。申請者は、おもに古文書・古記録・軍記物語類の地名情報から、GISを用いた戦場分布図を作成する方法で中世の合戦研究を進めているが、戦場分布の変遷=戦闘方法の変化を多面的に捉える上で、武器・武具(およびその使用方法)の変遷とも関連させた考察が必要である。今後、中世合戦の研究を進め、論文を執筆する際に本書を参照する予定である。

Advisor: Takao Sugihashi / Ritsumeikan University