Research activities: Overview and implications: 9月12日から17日の6日間、イタリア・キオッソーネ東洋美術館において、赤間亮教授、加茂瑞穂氏(本学院生)、二俣希氏(本学院生)と共に同館所蔵の版本資料の撮影を行った。本期間中で、版本121点、13017カットの撮影を行った。本調査で得たデータは、本拠点のデータベース「書籍閲覧システム」に追加し、即時公開する。
Progress and effects in your overall research plan and objectives: 本拠点の日本文化研究班では、2009年3月よりキオッソーネ東洋美術館の所蔵する浮世絵、版本、型紙のデジタル・アーカイブ化を進めている。本調査はその3回目にあたるが、申請者はこれまで全ての調査に参加し、多くの所蔵品を閲覧してきた。悉皆調査を行うことにより、近世期における出版の全体像や動向の一端を把握することが期待できる。
Advisor: Ryo Akama / Ritsumeikan University