Research activities: Overview and implications: 2011年6月11日(土)・12日(日)に、とりぎん文化会館(鳥取県立県民文化会館)で開催された人文地理学会第273回例会(特別例会)参加のための交通費、旅費として使用した。 発表タイトルは以下の通りである。 「鳥取城下町の歴史GIS分析-鳥取御城下全図・市街実測図をもとに-」平井松午・鳴海邦匡・塚本章宏
Progress and effects in your overall research plan and objectives: 近世期において鳥取藩が作成した実測図を対象に、GISを用いて絵図に描かれた景観を復原した。 また、絵図作成に用いられた測量方法とその制度についても、今後の課題として明確にされた。 古地図に描かれた地図情報は、過去の景観を復元するための重要な要素である。本報告のように、古地図の情報からGISデータを作成し、さらに過去の景観を3次元的に見せることや、ほかの主題図と重ね合わせることが可能で、過去の景観をよりインパクトをもって復原することが出来る。 本拠点の歴史地理情報研究班において、歴史資料のGISデータベースの蓄積が進められているが、近世期の古地図については、今後の発展に期待される部分が多い。本報告によって得られた知見・ノウハウを元に、近世期京都の歴史地理情報の集約が促進されると考えられる。
Advisor: Keiji Yano / Ritsumeikan University